【上大岡】親知らずの抜歯・治療ガイド|痛みや費用、治療の流れを詳しく解説

親知らずは、永久歯の中で最後に生えてくる奥歯で、通常10代後半から20代にかけて生え始めます。しかし、スペース不足や歯の生える方向によっては、斜めや横向きに生えてしまい、周囲の歯や歯ぐきに悪影響を及ぼすことがあります。

上大岡駅周辺で親知らずの抜歯を検討されている方へ
- 「親知らずが痛いけど、どこで抜けばいいのかわからない」
- 「抜歯って本当に痛いの?」
- 「費用はどのくらいかかるの?」
このような疑問をお持ちの方に向けて、親知らずの抜歯について詳しく解説します。

1. 親知らずとは?
親知らずとは、永久歯の中で一番奥に生えてくる歯のことです。正式名称は「第三大臼歯」で、智歯(ちし)とも呼ばれています。
多くの人は10代後半から20代前半に生えてきますが、他の歯よりも遅れて生えるため、あごのスペースが足りず、斜めに生えたり、完全に生えないことがあります。
それが原因で、下記の問題を引き起こす可能性があります。
- 痛みや腫れ
- 歯並びの乱れ
- 隣接する歯の虫歯
これらの問題を放置すると、症状が悪化する恐れがあります。
2. 親知らずが痛むときの対処法

2-1. 冷やして炎症を抑える
腫れや痛みがある場合、タオルで包んだ氷や冷えピタを使い、頬の外側から患部を冷やすことで炎症を抑えることができます。ただし、冷やしすぎは血流を悪化させるため注意しましょう。
2-2. 歯科クリーニングで汚れを除去する
親知らずの周囲に細菌や汚れが溜まりやすく、それが炎症や痛みの原因となることがあります。歯科で専門的なクリーニングを受けることで、症状の軽減が期待できます。

2-3.痛み止めや抗生物質の活用
歯科医院で処方される抗生物質で炎症を抑え、痛み止め(鎮痛剤)を併用することで、痛みを一時的に和らげることができます。
3. 親知らずの抜歯が必要なケース

親知らずの抜歯が推奨されるのは、以下のようなケースです。
3-1. 親知らずや隣接する歯に虫歯や炎症がある場合
親知らずは歯ブラシが届きにくいため、虫歯になりやすい歯です。また、親知らずが原因で隣の歯まで虫歯が進行することもあります。
3-2.歯並びや咬み合わせに影響が出る場合
斜めや横向きに生えた親知らずが、歯並びを乱したり、隣の歯を圧迫することがあります。
3-3. 親知らずの周囲で痛みや腫れを繰り返す場合
親知らず周囲の細菌が原因で「智歯周囲炎」を引き起こすことがあります。炎症が慢性化すると顎骨に広がる可能性もあるため、早期に抜歯をして原因を取り除くことが一般的な対応です。
3-4. 歯科矯正治療を受ける予定がある場合
歯列矯正を予定している場合、親知らずが歯の移動を妨げるため、治療前に抜歯を推奨されることがあります。
当院は矯正抜歯も行っております。
矯正専門のクリニックの多くは抜歯を行う器具を取り揃えてないため、抜歯を他院に依頼することがあります。
当院では抜歯の専門医が在籍しているため、院内で全ての作業を完結できます。
※矯正器具ついている方は、全員矯正抜歯となります。保険ご希望であれば、矯正器具を全て外してから来院いただく必要があります。
※該当の患者様は税込¥11,000の自費負担となります。
※他院からの紹介初診料:税込¥3,300となります。
※パノラマ:税込¥5,500となります。
※CT:税込¥11,000となります。(CT撮影が必要な場合:横向き、神経に近い親知らず、上顎洞に近い親知らず、向いてる方向が特殊な歯)
4. 親知らずの抜歯でCTが必要なケース

親知らずが神経に近い場合や埋まっている場合は、CTスキャンで位置や周囲の構造を詳細に確認する必要があります。
神経や上顎洞に近い親知らず
親知らずが顎の神経や上顎洞(鼻の奥の空洞)に近い場合、抜歯による合併症のリスクがあります。CTスキャンを利用して、詳細な位置を確認することで、より安全な抜歯が可能になります。
下顎の親知らずが神経管に近い場合
下顎の親知らずが下歯槽神経(感覚を司る神経)が通る神経管に近接している場合、抜歯時に神経が損傷するリスクがあります。
神経が損傷すると下唇や顎のしびれなどの感覚異常が発生する可能性があるため、CT検査で神経との位置関係を詳細に確認してから手術計画を立てます。
CTスキャンを活用した安全な抜歯
CT検査を行うことで、親知らずの根の形や神経との距離を把握し、手術のリスクを最小限に抑えることができます。
CTスキャンは痛みの軽減に活用できる
CTスキャンは、歯の方向と根の形状を詳細に確認できるため、抜歯の方向や術式を予測しやすくなります。
手術の侵襲を少なくし、手術時間の短縮、出血量や痛み、腫れなどを軽減することもできるので、痛みを極力抑えたい方は保険適用外の自由診療としてCTスキャンを受けることもできます。
術後のケアに「テルプラグ」を使用することで、親知らずの抜歯後、傷口の回復を早めたり、痛みや腫れを軽減する効果があります。
テルプラグによる上顎洞への感染予防
上顎の抜歯後、傷口から上顎洞に感染が広がるのを防ぎます。テルプラグは抜歯後の空隙を埋め、傷口を保護しながら感染リスクを抑えます。
テルプラグによる下顎での痛みや腫れの軽減
下顎の親知らずの抜歯では、骨を削ることが必要になる場合が多く、術後の痛みや腫れが出やすいです。テルプラグを使用することで、出血を抑えつつ傷口を保護し、痛みや腫れの軽減、さらに感染リスクを低減する効果が期待されます。
テルプラグによる抜歯後の回復促進
コラーゲン素材のテルプラグは、傷口に馴染みやすく、自然な治癒プロセスを助けます。特に、抜歯後の血餅(かさぶた)が形成されにくいケースで有用です。
5. 抜歯のタイミングや抜歯までの流れ、術後のケア
5-1. 親知らず抜歯前の準備
・口腔内の検査(X線・CT撮影)
・抜歯方法の説明
・術前クリーニング
具体的には下記の流れで親知らず抜歯を進めていきます。
5-2. 親知らず抜歯の流れ
診療の流れ
- STEP1
口腔内の検査 - お口の中の状態を検査し、抜歯の難易度を診断した上で治療方針を決めます。親知らずが神経に近い場合など、症状に応じて歯科用CTを用いた検査を行い、肉眼では見えない部分まで三次元的に確認することで、最適な治療プランを立てていきます。

- STEP2
抜歯方法の説明 - お口の状態や親知らずの難易度により術式は異なるため、術前に治療プランを写真をお見せしながら分かりやすくご説明します。これにより、患者様に安心して治療を受けていただけるよう心がけています。

- STEP3
クリーニング - 術前にはお口の中をしっかりと検査し、汚れが溜まっている場合はクリーニングを行ってから抜歯を実施します。
※場合によっては、クリーニングを行わないこともございます。

- STEP4
抜歯 - お客様の痛みや不安に最大限の配慮をしながら、丁寧かつ的確に施術を行います。
症状に応じて、当日に施術を行うこともあります。


痛み、腫れ止め「テルプラグ」
当院で使用する「テルプラグ」は、抜歯後の傷口に挿入することで、傷口の保護や止血効果、腫れや痛みの軽減、歯肉内の骨の吸収抑制などの効果があります。また、この薬は身体の中で自然に吸収されるため、後から取り出す処置は必要ありません。
※ご希望の患者様は税込¥5,980の自費負担となります。

寝ている間に抜歯「静脈内鎮静法」
当院には麻酔を専門とする医師が在籍しており、「静脈内鎮静法」という点滴による麻酔方法を提供しています。この方法は全身麻酔とは異なり、呼吸を維持しつつ呼びかけにも応答できる状態を保つように薬の量を調整します(ほとんど術中のことを覚えていない状態です)。高度な技術が必要なため、通常のクリニックでは行えないことが多いですが、当院ではご希望に応じて提供しています。
※ご希望の患者様は税込¥77,000の自費負担となります。
- STEP2
抜歯方法の説明 - お口の状態や親知らずの難易度により術式は異なるため、術前に治療プランを写真をお見せしながら分かりやすくご説明します。

- STEP3
クリーニング - 術前にはお口の中をしっかりと検査し、汚れが溜まっている場合はクリーニングしてから抜歯を行います。
※場合によっては、クリーニングを行わないこともございます。

- STEP4
抜歯 - お客様の痛みや不安に最大限の配慮をしながら、丁寧に的確に施術を行います。
症状に応じて当日に行う場合もあります。


痛み、腫れ止め「テルプラグ」
当院で扱う「テルプラグ」は、抜歯後の傷の中に入れることで傷口の保護や止血効果、腫れや痛みを和らげる、歯肉の中の骨の吸収を抑制するなどの効果を得られます。
また、このお薬は身体の中で自然に吸収されていくものなので、後から取り出す処置も必要ありません。
※ご希望の患者様は税込¥5,980の自費負担となります。

寝ている間に抜歯「静脈内鎮静法」
当院では麻酔だけを行う専門医が在籍しております。「静脈内鎮静法」という点滴で麻酔を行う方法になります。意識がなくなる全身麻酔とは異なり呼吸をしたまま呼びかけにも答えられる状態を保つように薬の量を調整します。(ほとんど術中のことを覚えていない状態です。)高度な技術のため通常のクリニックでは行えないケースが多いですが、当院ではご希望される場合に行っております。
※ご希望の患者様は税込¥77,000の自費負担となります。
5-3. 食事制限や口内のケア方法
食事制限
- 麻酔が効いている間の食事は避ける
- しばらくは辛いものや刺激のある食べ物は避ける
- アルコールは術後3日間、たばこは術後一週間控える
口内のケア
- 歯磨きの際は抜歯部位を刺激しないように注意する
- 傷が治るまで義歯はなるべく外しておく
5-4. 腫れや痛みが引くまでの期間や対処法
抜歯後の腫れや痛みのピークは2日間~3日間です。ほとんどの場合、1週間~2週間で症状は和らぎます。
抜歯後3日以上過ぎても痛み止めが効かないほどの痛みがある場合は「ドライソケット」の可能性があります。早めに歯科医師に相談しましょう。
また「ドライソケット」は「テルプラグ」を使用することで予防が可能です。
5-5. 回復にかかる時間や経過の注意点
完全に回復するまでには約2〜4週間かかることがあります。再度腫れたり、強い痛みが続く場合は歯医者を受診しましょう。
6. FAQ

よくある疑問とその解説です。
7.まとめ
親知らずの痛みやトラブルは放置すると悪化する可能性があります。早めに歯科医に相談し、適切な治療を受けることで、健康な口腔環境を保ちましょう。
当院(アーバン歯科 上大岡駅前院)は技術力が非常に高い医師が揃っており、口コミでも高い評価を頂いており、親知らず抜歯には相当自信があります。
上大岡で親知らずといえば「アーバン歯科 上大岡駅前院」。他院で断られてしまった患者様、大学病院を紹介された難症例の患者様、お困りのことがございましたら遠慮なくお問い合わせください。


監修医
塚本 院長
略歴
・鶴見大学歯学部卒業
・神奈川県内の歯科医院にて勤務
・アーバン歯科 上大岡駅前院 院長
資格
・ストローマンインプラント証明書取得
担当科目
- 一般歯科
- 審美歯科(セラミック治療)
- インプラント
- 親知らずの抜歯