あなたの健康寿命は「歯」で決まる?長生きの新常識

「人生100年時代」と言われる現在。
ただ、長生きするだけでなく、『最後まで自分の足で歩き、好きなものを食べ、笑って過ごしたい。』誰もがそう願っているのではないでしょうか。
「元気に自立して過ごせる期間=健康寿命」を伸ばすために、運動や食事が大切なことはよく知られています。
しかし、もう一つ、見過ごされがちな、重要なことがあることをご存知でしょうか?

それが、お口の健康です。

「歯は口の中だけの問題でしょう?」とそう思う方もいらっしゃるかもしれません。
実は歯の状態は、日々の栄養状態や筋力、脳の働き、そして命に関わる全身の病気のリスクにまで、影響を及ぼしているのです。

この記事では、あなたの未来を左右する「歯と健康寿命」について、分かりやすく解説していきます。

上大岡駅から徒歩1分の当院は、「土日診療」にも対応し、19:30まで診療可能な歯科医院です。
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上大岡駅徒歩1分のアーバン歯科・上大岡駅前院は土日も診療を行っており、親知らず抜歯に定評があります
目次

そもそも健康寿命とは?

健康寿命

健康寿命とは、「健康上の問題で日常生活に制限なく、生活できる期間」のことです。
厚生労働省のデータによると、日本人の平均寿命は男性81.41歳女性87.45歳と世界トップクラスです。しかし、健康寿命との間には、男性で約9年、女性で約12年もの差があることが報告されています。
(参考:厚生労働省eヘルスネット「平均寿命と健康寿命

このデータを見る限り、日本人は長生きということが分かりますね。
ただし、健康に自立して生活できる期間には限界があり、「健康寿命をいかに延ばすか」が重要な鍵になっています。

「歯が多い人ほど元気で長生き」は本当だった!驚きの研究データ

「歯と健康」の関係は、単なるイメージではありません。
科学的な研究によって、その強い結びつきが次々と明らかになっています。

ここではその真実について、紹介していきます。

歯の本数が、要介護になる期間を決める?

ご自身の歯が20本以上残っている人は、ほとんど歯がない人に比べて、健康に過ごせる期間が長く、要介護となる期間が短い傾向があることが判明しました。
特に85歳以上では、歯が20本以上あるグループの方が、男性で92日女性で70日も健康寿命が長かったのです。

(参考:歯が20本以上の高齢者 健康寿命92日長く、要介護55日短い(0本に比べて)

「よく噛む」ことは、最高の脳トレだった

食べ物をしっかりと噛むという行為は、脳の中でも記憶を司る「海馬」という部分を直接刺激します。歯を失い、噛む力が衰えてしまうと、この刺激が減少し、認知症のリスクが高まることが指摘されています。

歯周病は、お口だけの病気ではなかった

歯周病は、自覚症状に乏しく、静かに進行するため、『静かなる病気(Silent Disease)』と言われています。
歯周病は、感染症です。しかし、その原因菌が歯ぐきの血管から体内に入り込むと、血液に乗って全身を巡り、糖尿病や心疾患、脳卒中といった、健康寿命を脅かす病気を悪化させる一因になることが分かっています。お口の管理は、全身の病気を防ぐ入り口でもあるのです。(出典:日本臨床歯周病学会

なぜ、たった一本の歯が全身を左右するのか?

歯が全身の健康に影響するのか

お口のトラブルが、どのようにして全身の健康にまで影響を及ぼすのでしょうか。そのメカニズムは、大きく3つあります。

栄養の「入り口」が狭まるから

歯がなくなると、固い野菜や肉、繊維質の多い食品が食べにくくなります。
その結果、食事は柔らかい炭水化物などに偏りがちになってしまい、筋肉や骨を作るたんぱく質、体の調子を整えるビタミン・ミネラルが不足していきます。

これらが原因で、筋力や免疫力の低下を招き、「フレイル(虚弱)」と呼ばれる状態につながる負の連鎖が始まります。

細菌が血管を通って全身に広がるから

歯周病菌などが血流に乗ると、それ自体が招かれざる客として血管の壁に炎症を起こし、動脈硬化を促進させることがあります。これが心筋梗塞脳梗塞の引き金になる可能性があります。

飲み込む力が衰え、「誤嚥性肺炎」のリスクが高まるから

噛む・飲み込むといった一連の機能が衰えると、食べ物や唾液が誤って気管に入ってしまう「誤嚥(ごえん)」が起こりやすくなります。高齢の方の死亡原因の上位を占める「誤嚥性肺炎」は、この誤嚥がきっかけで起きるのです。

そのため、お口の機能を維持することは命を守ることにも直結するのです。

見逃さないで!健康寿命を縮める危険なサイン「オーラルフレイル」

もしかして、オーラルフレイルかも?セルフチェック

最近のお口の状態や食事の様子を振り返ってみましょう。
当てはまる項目はありますか?

  • 最近、滑舌が悪くなった気がする
  • 言葉を聞き返されることが増えた
  • 食事のときによく食べこぼすことが増えた
  • お茶や汁物でむせやすくなった
  • 口の中が乾きやすいと感じる
  • 半年間の間で体重が2~3kg以上、自然に減少した

何個当てはまりましたか?

1~2個当てはまる場合は、 オーラルフレイルの「注意信号」です。
3個以上当てはまる方は、オーラルフレイルが始まっている「危険信号」かもしれません。
 すぐに歯科医院にご相談ください。

オーラルフレイルとは

オーラルフレイルとは、お口の機能が健康な状態から少しずつ衰えはじめた状態のことです。
加齢による自然な変化と見過ごしがちですが、オーラルフレイルを放置すると、全身の活力低下(フレイル)へと進んでいき、健康寿命を縮める大きな原因になります。

そのため、気づいた時に適切な対策(トレーニングや治療)を行うことで、進行を食い止めたり、健康な状態(青信号)に改善したりすることが大切です。

未来の自分のために、今日からできる3つの習慣

歯で健康寿命を延ばすために、私たちは何をすればよいのでしょうか。
結論として、特別なことをする必要はありません。

毎日の小さな心がけがお口の健康を守り、10年後、20年後のあなたを支えてくれます。

歯磨きの「質」を劇的に上げる

歯を磨くときは、ただなんとなく磨くのではなく、「汚れをしっかり落とす」ことを意識しましょう。
最低でも1日2回の歯磨きに加えて、歯と歯の間の汚れを除去するために、デンタルフロスや歯間ブラシを取り入れることで、磨き残しを大幅に減らすことができます。

「噛むこと」を意識した食生活へ

噛むことは、食べ物を細かくするだけでなく、唾液の分泌を促してお口の中を清潔に保つ働きがあります。
さらに、顎やお口まわりの筋肉を鍛え、全身の健康にも良い影響を与えます。

毎日の食事で「よく噛む」ことを意識するだけでも、虫歯や歯周病の予防、さらには健康寿命の延伸にもつながります。

定期健診で早期発見・予防

毎日のセルフケアで、ご自身のお口を清潔に保つことは大切です。
しかし、どんなに丁寧に歯磨きをしても、歯ブラシが届きにくい場所に汚れが残ってしまったり、ご自身では気づけないような歯や歯肉のささいな変化が始まっていたりすることがあります。

3ヶ月〜半年に一度の定期検診は、その「見えないリスク」を発見するための大切な機会です。

私たち専門家が虫歯や歯周病の兆候を初期段階で発見することで、治療が必要になった場合でも、その負担を最小限に抑えられます。

歯と健康寿命に関するQ&A|よくある疑問にお答えします

ここでは、患者様からよくいただく質問にお答えします。

もう歯が少ない・総入れ歯なのですが、今からでもできることはありますか?

もちろんです。歯が少ない方や総入れ歯の方でも、今からできるケアはたくさんあります。
歯が少ない方や入れ歯をお使いの方こそ、残っている歯や歯肉、顎の骨の健康を維持することが、これからの健康寿命に直結します。

ぜひ、次の3つを意識してみましょう。

  • 入れ歯のケア
  • 残った歯を守る
  • お口の機能訓練
離れて暮らす親の「オーラルフレイル」が心配です。どんな点に気をつければ良いですか?

直接会ったときや電話の際に、さりげなく次の点をチェックしてみてください。

  • 食事の変化
    「最近、硬いものが食べにくくない?」「お肉やお魚、ちゃんと食べてる?」など、食事内容の変化を聞いてみましょう。柔らかいものばかり好むようになっていたら、注意信号かもしれません。
  • 会話の様子
    電話で話す際に、以前より滑舌が悪くなったり、言葉が聞き取りにくくなったりしていないか、意識して聞いてみてください。
  • 見た目の変化
    口角が下がっていたり、お口周りのシワが深くなったりする場合、筋力の低下が進んでいるサインかもしれません。

まとめ:生涯を見据えた、歯の健康管理をしていきましょう

ご自身の歯を守ることは、単にお口の中だけの問題ではありません。

しっかり噛める歯は、栄養を、筋力を、そして脳の働きを守ります。
また、あらゆる病気のリスクから体を守ることもであり、未来の健康そのものを築くための、最も賢い「自己投資」と言えるでしょう。

生涯にわたってご自身の歯を守り抜くために、当院が最も大切にしているのが、予防と治療を計画的に繰り返す『デンタルサイクル』という考え方です。その具体的な内容については、こちらの記事で詳しくご紹介しています。

上大岡駅から徒歩1分の当院は、「土日診療」にも対応し、19:30まで診療可能な歯科医院です。
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スタッフ集合受付前写真|アーバン歯科 上大岡駅前院
塚本院長|アーバン歯科 上大岡駅前院

監修医

塚本 院長

略歴

・鶴見大学歯学部卒業
・神奈川県内の歯科医院にて勤務
・アーバン歯科 上大岡駅前院 院長

資格

・ストローマンインプラント証明書取得

担当科目

  • 一般歯科
  • 審美歯科(セラミック治療)
  • インプラント
  • 親知らずの抜歯
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