その口臭、原因はどれ?歯科医が教える口臭撃退法について

「マスクすると、自分の息がこもってニオイが気になる…」
「朝起きたときの口臭がひどい気がする」
「市販のマウスウォッシュやガムを使って口臭の対策をしてもニオイが気になる…」
「自分の口臭の原因を知りたい」
そのような、お悩みを抱く方は、少なくありません。
口臭は、ご自身ではなかなか気づきにくく、人にも相談しづらい、とてもデリケートな悩みです。
一人で抱え込んで、歯磨きを頑張ったり、マウスウォッシュを試したりしている方も多いのではないでしょうか。
実は、口臭の原因の9割以上は、お口の中にあると言われています。
そのため、お口の専門家である歯科医院で相談することが、悩みを解決するための最短ルートかもしれません。
この記事では、あなたの口臭がどのタイプなのかを探るセルフチェックから、歯科医院で受けられる専門的な検査・治療まで、専門家の視点から分かりやすく解説します。
上大岡駅から徒歩1分の当院は、「土日診療」にも対応し、19:30まで診療可能な歯科医院です。
歯のお悩みや気になる症状がございましたら、お気軽にご相談ください。
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【原因】口臭の9割はお口の中に原因がある

口臭と一言でいっても、その原因は一つではありません。
口臭の原因は、大きく分けて以下の5つに分類されます。
- 生理的口臭(誰にでも起こる自然なニオイ)
- 外因的口臭(食べ物や嗜好品によるニオイ)
- 病的口臭(お口のトラブルが原因のニオイ)
- 全身疾患による口臭
- 心理的口臭
ここでは、これら5つの口臭の種類について、詳しく解説していきます。
1. 生理的口臭(誰にでも起こる自然なニオイ)
朝起きたときや、お腹が空いたとき、緊張して口がカラカラに渇いたときに感じるニオイです。
これは、唾液の分泌量が減って、お口の中の細菌が一時的に増えることで発生します。
歯磨きや、水分を補給したりすれば自然と改善されます。
2. 外因的口臭(食べ物や嗜好品によるニオイ)
ニンニクやニラ、アルコール、コーヒーなど、ニオイの強いものを口にした後や、タバコを吸った後に発生する一時的な口臭です。時間の経過とともに自然に消えていくのが特徴です。
3. 病的口臭(お口のトラブルが原因のニオイ)
歯科医院で相談される口臭の悩みのうち、その原因の9割以上が、この病的口臭に当てはまります。
- 歯周病:歯周病菌が作り出す「揮発性硫黄化合物(きはつせいいおうかごうぶつ)」が、卵や玉ねぎが腐ったような強烈なニオイを放ちます。
- 虫歯:進行した虫歯の穴に食べカスが溜まって腐敗し、臭うことがあります。神経が腐ってしまうと、さらに強いニオイの原因になります。
- 舌苔(ぜったい):舌の表面に付着する、白いコケのような汚れです。これが厚くなると、細菌の温床となり、口臭を引き起こします。
このタイプの口臭は、原因を治療しない限り、根本的な改善は望めません。
4. 全身疾患による口臭
副鼻腔炎(蓄膿症)や扁桃炎といった鼻や喉の病気、あるいは糖尿病や肝臓の病気などが原因で、特有のニオイが発生することがあります。歯科治療と並行して、専門医での診察が必要です。
5. 心理的口臭
実際には口臭がない、または治療によって改善されているにもかかわらず、「自分は口臭がひどい」と強く思い込んでしまうケースです。ストレスや不安が引き金となることもあります。
番外編:古い被せ物・詰め物が、口臭の原因になることも…

上記で、口臭の原因について解説してきましたが、ここで番外編として、意外と見落とされがちな原因をご紹介します。
それは、過去に治療した「詰め物」や「被せ物」です。
ご自身に合っていない銀歯やプラスチックなどの被せ物や詰め物は、 経年劣化によって歯との間にわずかな隙間や段差が生まれることがあります。
そこに、細菌や汚れが溜まり、歯ブラシでは落としきれないため、口臭の原因になることもあります。
また、CAD/CAM冠などプラスチック成分を含む補綴物は、時間の経過で水分やニオイを吸収しやすいという特徴もあります。
こうした不良補綴物は、口臭だけでなく虫歯や歯周病の再発にもつながります。
違和感がある場合や何年も前に治療した被せ物がある場合は、一度歯科医院でチェックしてもらうことが大切です。

口臭で悩んでいる人の割合は、なんと62.6%も!

※当院調べ
こちらのグラフからも分かるように、口臭で悩んでいる人は全体の半数以上にのぼります。
それだけ多くの方が、口臭に対して何らかの不安を感じているということですね。
口臭は、もはや「誰にとっても身近な悩み」といえるかもしれません。
口臭対策の最短ルートは、歯科医院での「原因特定」から

口臭の原因の多くがお口の中にある以上、定期的な歯科検診は口臭予防において最も効果的な手段と言えるでしょう。
セルフケアだけでは限界がありますが、プロのケアを組み合わせることで、爽やかな息を維持しやすくなります。
こんなサインがあったら、すぐに歯科医院へ相談を!
- 口の中がネバつく
- 歯磨きしても臭いが消えない
- 歯茎の出血・腫れがある
- 鏡で見ると、舌の表面が真っ白(または黄色っぽく)なっている
- 周囲から口臭を指摘された
検診でできること
- 歯石・歯垢の除去
- 虫歯・歯周病の早期発見
- 適合の悪い被せ物・詰め物(補綴物)
- 正しいブラッシング・フロス・舌ブラシの指導
- ドライマウス対策など
特に、歯肉の下に付着した硬い歯石や、虫歯の穴の中に溜まった汚れ、適合の悪い被せ物・詰め物などの補綴物は、歯科医院の専門的な器具や技術がなければ除去できません。
歯科医院で行うプロの口臭予防対策
歯科医院では、一人ひとりに合わせた口臭の原因を特定し、治療計画を立てて、治療をしていきます。
歯周病治療(スケーリング・ルートプレーニング)
超音波の器具や手用の器具で取り除きます。
歯肉の中の深い部分の歯石まで除去することで、歯周病の進行を食い止め、口臭を劇的に改善します。
歯周ポケットが深い場合、一度で歯石を完全に除去することは難しく、治療が数回にわたることもあります。
また、処置中に多少の痛みを感じることもあります。
専門的なクリーニング(PMTC)
専用の機器を使い、歯の表面にこびりついた細菌の膜(バイオフィルム)や着色を徹底的に除去します。
ツルツルになった歯は汚れや細菌が付きにくくなります。
詰め物・被せ物のやり直し
経年劣化して隙間ができた古い詰め物や被せ物は、口臭だけでなく、二次カリエスの原因にもなります。
レントゲンなどで精密に診断し、細菌が入り込む隙間のない、適合の良い新しいものに交換することで、口臭と虫歯のリスクを同時に解決します。
治療後は、歯ブラシやデンタルフロスを使って、毎日のケアで虫歯や歯周病を予防していきましょう。
口臭に関するQ&A|よくある疑問にお答えします

ここでは口臭に関するよくある疑問についてお答えします。
- 子どもの口臭も歯医者で相談していいですか?
-
はい、お子様の口臭に関するご相談も承っております。
当院にも「子どもの口のニオイが気になる」と心配されてご来院される保護者様は多くいらっしゃいますので、どうぞご安心ください。
お子さんの口臭の多くは、歯磨きが上手にできていないことによる磨き残しや、虫歯、歯肉炎、お口の乾燥につながる口呼吸などが原因です。
ただ、時には鼻や喉のトラブルといった、口の中以外にもお子様特有の原因が隠れていることもございます。
原因を見極めるためにも、どんな些細なことでもご相談ください。 - マウスウォッシュを使えば口臭は消えますか?
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一時的な効果は期待できますが、根本的な解決にはなりません。
口臭の原因は、歯周病や虫歯など、その原因自体を取り除くことができていない場合は、再度「口臭」が発生します。
そのため、マウスウォッシュはあくまでも補助的なケアと考え、歯科医院での治療と並行していくことが大切です。 - 口臭の治療に、健康保険は適用されますか?
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口臭が原因となっている病気の治療の場合は、健康保険が適用されます。
例えば、口臭の最大の原因である「歯周病」や「虫歯」の治療、歯石の除去などは保険診療の範囲内になります。 - 朝、起きた時に口が臭いのはなぜでしょうか?
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それは、睡眠中に唾液の分泌量が減ってしまうことが主な原因です。
唾液には、お口の中の細菌の増殖を抑え、汚れを洗い流す「自浄作用」があります。
睡眠中は唾液の分泌が少なくなるため細菌が繁殖しやすくなり、口臭の原因となるガスが発生してしまうのです。
これは「モーニングブレス」とも呼ばれる生理的な現象です。
朝のニオイ対策には、起きてすぐの歯磨きがおすすめです。
夜の間に増えてしまった細菌を一掃して、スッキリした一日をスタートしていきましょう。
まとめ
口臭は、適切な治療、そして日々のケアで改善できる問題です。
大切なのは、一人で抱え込まず、専門家である私たち歯科医師や歯科衛生士に相談してください。
それだけで、解決への道が大きく開けます。
上大岡駅から徒歩1分の当院は、「土日診療」にも対応し、19:30まで診療可能な歯科医院です。
口臭や歯などのお悩みや気になる症状がございましたら、お気軽にご相談ください。
お電話でご相談されたい方はこちら、
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監修医
塚本 院長
略歴
・鶴見大学歯学部卒業
・神奈川県内の歯科医院にて勤務
・アーバン歯科 上大岡駅前院 院長
資格
・ストローマンインプラント証明書取得
担当科目
- 一般歯科
- 審美歯科(セラミック治療)
- インプラント
- 親知らずの抜歯

