親知らず抜歯の流れと通院回数の目安

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「親知らずを抜いた方がいい」と言われたけれど、何回通えばいいのか、どんな流れで進むのか、不安に感じている方は多いです。
痛みへの恐怖、仕事を休む日数、費用のこと…。考え始めるとキリがなく、ついつい先延ばしにしてしまいがちです。
でも、流れをあらかじめ知っておくだけで、気持ちはずいぶん楽になります。この記事では、親知らず抜歯の具体的な流れから通院回数の目安、全身麻酔が必要なケース、費用や保険適用まで、できるだけ分かりやすくご説明します。
初めての抜歯でも、ぜひ安心して読み進めてください。
親知らず抜歯の基本的な流れ
抜歯の流れは、大きく「初診・検査」「治療計画の説明」「抜歯当日」「術後管理」の4ステップで進みます。
ステップ1:初診・問診・画像検査
まずは口の中の状態を確認します。
親知らずがどの向きに生えているか、歯ぐきの炎症はないか、むし歯の有無なども含めて確認します。痛みや腫れがある場合は、いつ頃から始まったのか、どの程度なのかを詳しくお伝えください。
服用中のお薬がある方は、お薬手帳を必ずお持ちください。血液をサラサラにする薬(抗凝固薬)を飲んでいる場合は、抜歯前に主治医との連携が必要になることがあります。
画像検査では、まずレントゲン撮影を行います。
親知らずが顎の骨の中に深く埋まっている「埋伏智歯」や、横向きに生えている「水平埋伏」などの難症例が疑われる場合は、CT検査を追加して精密に確認します。CTを使うことで、神経や血管との位置関係を立体的に把握でき、安全な抜歯計画を立てることができます。
ステップ2:治療計画の説明と同意
検査結果をもとに、抜歯の方針をご説明します。
「なぜ抜く必要があるのか」「どんなリスクが考えられるか」「抜歯後にどんな症状が出るか」など、患者さんが納得できるまで丁寧にお伝えします。画像や動画を使って説明してくれる歯科医院も増えており、「何をされるのか分からない」という不安を大きく軽減できます。
疑問に感じたことは、遠慮なくその場で聞いてください。
ステップ3:抜歯当日の流れ
抜歯当日は、まず麻酔から始まります。
最初に表面麻酔(ジェル状の麻酔薬を歯ぐきに塗る)を行い、注射針を刺したときの痛みを和らげます。その後、局所麻酔の注射を行います。電動麻酔器を使って一定の圧力でゆっくり注入することで、痛みや違和感を最小限に抑えることができます。
麻酔が十分に効いたことを確認してから、抜歯に入ります。
通常の抜歯であれば、麻酔後10〜20分程度で終わることが多いです。横向きや埋まっている親知らずの場合は、歯ぐきを切開し、周囲の骨を一部削って歯を分割しながら抜くため、30〜60分ほどかかることもあります。
抜歯後は止血のためにガーゼを噛んでいただき、注意事項の説明を受けてから帰宅となります。
ステップ4:術後管理と抜糸
抜歯後1週間前後で、傷の確認と抜糸(縫合した場合)を行います。
この術後確認の来院が、通常の抜歯では最後の通院になることが多いです。経過が良好であれば、それで治療完了となります。
通院回数の目安|ケース別に解説
通院回数は、親知らずの状態によって大きく変わります。
通常の抜歯(真っすぐ生えている場合)
歯ぐきから完全に出ていて、真っすぐ生えている親知らずは、比較的シンプルに抜けます。
この場合の通院回数の目安は、2〜3回です。初診・検査(1回目)、抜歯(2回目)、術後確認(3回目)という流れが一般的です。初診当日に抜歯まで対応している歯科医院では、2回で完結することもあります。
難しい親知らず(横向き・埋伏)の場合
横向きに生えている「水平埋伏智歯」や、顎の骨の中に深く埋まっている「完全埋伏智歯」は、難易度が上がります。
通院回数は3〜4回が目安です。CT検査を含む精密検査で1回、抜歯で1回、術後確認で1〜2回という流れになります。炎症が強い場合は、先に炎症を抑える処置を行ってから抜歯に進むこともあるため、さらに1回増えることもあります。
初診当日に抜歯できるケース
「できるだけ早く終わらせたい」という方には、初診当日の抜歯に対応している歯科医院を選ぶのがおすすめです。
口腔外科の専門知識を持つドクターが在籍している歯科医院では、初診当日でもカウンセリングから抜歯まで対応できるケースがあります。忙しくて何度も通院できない方にとって、大きなメリットになります。
2本同時抜歯の場合
左右の親知らずを同時に抜く「2本同時抜歯」に対応している歯科医院もあります。
通院回数を減らせる反面、術後の腫れや痛みが両側に出るため、体への負担は大きくなります。ご自身の体調やスケジュールを考慮した上で、担当の先生とよく相談してください。
全身麻酔・入院が必要になるケースとは
ほとんどの親知らず抜歯は、局所麻酔で外来対応できます。
ただし、一部のケースでは大学病院や総合病院の歯科口腔外科で、全身麻酔・入院での手術が必要になることがあります。
全身麻酔が検討されるケース
- 顎の骨の深部に埋まっている場合:骨を大きく削る必要があり、外科的な侵襲が大きいため
- 神経・血管と親知らずが重なっている場合:下顎管(神経と血管の通り道)と親知らずが接触・重複しているケース(CTでの確認が必要)
- 歯科治療恐怖症の方:過去のトラウマや強い不安により、通常の局所麻酔での治療が困難な場合
- 異常絞扼反射がある方:口の中に器具を入れるだけで強い嘔吐反射が起きる場合
- 注意が必要な基礎疾患がある方:高血圧・心疾患・糖尿病などを持つ方で、全身管理が必要な場合
- 複数本を一度に抜歯したい場合:埋まっている親知らずを複数本同時に抜く場合は、入院での全身麻酔が必要になることがあります
全身麻酔では、麻酔科医師が麻酔ガスや静脈麻酔薬を使用し、血圧・心拍数・血中酸素飽和度などを常時モニタリングしながら全身管理を行います。完全に眠った状態で処置が進むため、恐怖や不安を感じることはありません。
入院期間は通常2泊3日が目安とされていますが、病院によって異なります。詳細は受診する病院に直接ご確認ください。
出典
歯と口腔外科の役立つお話「全身麻酔での親知らず抜歯について【患者様向け】」
(2022年2月)より作成
静脈内鎮静法という選択肢
全身麻酔ほどではないけれど、局所麻酔だけでは不安…という方には、静脈内鎮静法という選択肢があります。
点滴で鎮静薬を投与し、うとうとしたリラックス状態で治療を受けられる方法です。完全に眠るわけではありませんが、恐怖心や緊張感が大幅に和らぎます。歯科治療への不安が強い方に特に向いています。
抜歯後に起こりやすい合併症と注意点
抜歯後は、いくつかの症状が出ることがあります。あらかじめ知っておくと、焦らずに対処できます。
よくある術後症状
- 痛み(疼痛):抜歯当日と翌日がピークです。処方された痛み止めを指示通りに服用してください。
- 出血:翌日までは血がじわじわと出ることがあります。抜歯当日はできるだけガーゼを噛んでいてください。
- 腫れ(腫脹):特に難しい抜歯の場合、2〜3日後にピークを迎えることが多いです。頬が大きく腫れることもありますが、通常1週間前後で落ち着きます。
- 開口障害:口が開けにくくなることがあります。これも一時的なものがほとんどです。
ドライソケットに注意
抜歯後に特に注意が必要な合併症が、「ドライソケット」です。
抜歯後の穴に本来できるはずの血のかたまり(血餅)が、うがいのしすぎや喫煙などで流れてしまうことで起こります。骨が露出した状態になり、強い痛みが続きます。
予防のために、抜歯後24時間は強いうがいを避け、喫煙も控えることが大切です。もし抜歯後数日経っても痛みが増している場合は、早めに受診してください。
術後に気をつけること
- 当日の飲酒・激しい運動・長時間の入浴は避ける
- 処方された抗生物質は指示通りに飲み切る
- 傷口を舌や指で触らない
- 食事は反対側の歯で噛む
費用と保険適用について
「親知らずの抜歯っていくらかかるの?」という疑問は、多くの方が持っています。
保険適用の基本的な考え方
親知らずの抜歯は、基本的に健康保険が適用されます。
保険診療の場合、患者さんの自己負担は通常3割です。ただし、抜歯の難易度によって点数(費用)が異なります。
- 普通抜歯:比較的シンプルな抜歯。自己負担は数百円〜2,000円程度が目安です。
- 難抜歯:骨を削る必要があるケースなど。自己負担は2,000〜5,000円程度が目安です。
- 埋伏歯(水平埋伏など):最も難易度が高いケース。自己負担は3,000〜8,000円程度が目安です。
これらはあくまで目安であり、初診料・検査料・処方料なども別途かかります。また、CT検査を行う場合は追加費用が発生することがあります。
全身麻酔・入院の場合
全身麻酔での入院手術の場合も、健康保険が適用されます。入院費・手術費・麻酔料などが含まれますが、自己負担額は病院や入院日数によって異なります。
生命保険の入院給付金や手術給付金が適用できる場合もあります。ご加入の保険内容を事前にご確認ください。
静脈内鎮静法の費用
静脈内鎮静法は、保険適用外(自由診療)となるケースがほとんどです。費用は歯科医院によって異なりますので、事前に確認することをおすすめします。
こんな方は早めの受診をおすすめします
「まだ痛くないから大丈夫」と思っていても、親知らずは放置するほどリスクが高まることがあります。
受診を急いだ方がよいサイン
- 親知らず周辺の歯ぐきが腫れている・痛む
- 口が開けにくくなってきた
- 隣の歯が痛み始めた
- 親知らずにむし歯ができている
- 食べ物が詰まりやすく、においが気になる
横向きに生えた親知らずは、隣の歯(第二大臼歯)を少しずつ押して傷つけることがあります。気づいたときには隣の歯まで抜かなければならなくなるケースも、残念ながらあります。
「痛くないから放置」は、実は一番避けてほしい選択です。
アーバン歯科 上大岡駅前院の親知らず治療について
横浜市港南区で親知らずの抜歯を検討されている方に、ぜひ知っていただきたい歯科医院があります。
それが、アーバン歯科 上大岡駅前院です。
口腔外科学会所属のドクターが多数在籍
同院の最大の特徴は、口腔外科学会に所属するドクターが多数在籍していることです。
横向きや顎の骨に深く埋まっている難しい親知らずにも対応可能で、一般的に大学病院への紹介が必要とされるような複雑なケースでも、同院で完結できる症例が多くあります。「他院で断られた」「大学病院を紹介されたけど通うのが大変…」という方も、まずはご相談ください。
痛みへの徹底した配慮
「抜歯=痛い・怖い」というイメージを少しでも和らげるために、同院では麻酔の段階から丁寧に対応しています。
表面麻酔をしっかり効かせてから注射麻酔を行うため、針を刺す痛みも最小限に抑えられます。抜歯後の腫れや痛みにも配慮した治療が行われており、「思っていたより楽だった」と感じる方も多いようです。
歯科治療への不安が強い方には、静脈内鎮静法にも対応しています。うとうとしたリラックス状態で治療を受けられるため、恐怖心が強い方でも安心して臨めます。
初診当日の抜歯・2本同時抜歯に対応
忙しくて何度も通院できない方にとって、嬉しいポイントがあります。
同院では初診当日の抜歯や2本同時抜歯にも対応しています。一般的には複数回の通院が必要になるケースでも、患者さんのスケジュールに合わせて効率よく治療を進められます。「一度で終わらせたい」という希望にも、できる限り応えてくれます。
CTによる精密検査と丁寧な事前説明
治療前にはCT検査を用いた精密な診断を行い、画像や動画を使って分かりやすく説明してくれます。
抜歯の必要性からリスクまで、患者さんが納得した上で治療に進める体制が整っています。「何をされるのか分からないまま進む」という不安を感じることなく、安心して治療に臨めます。
上大岡駅直結・土日夜間も診療
上大岡ショッピングゾーン「camio カミオ」内に位置し、上大岡駅直結・徒歩1分という好立地です。
仕事帰りや買い物のついでにも立ち寄りやすく、「歯医者に行くハードル」がぐっと下がります。土日診療・夜間診療(18時以降)にも対応しており、平日の昼間に時間が取れない方でも通いやすい環境が整っています。個室制の診療環境で、プライバシーにも配慮されています。
EPARKでのネット予約にも対応していますので、空き時間にサクッと予約できます。
まとめ
親知らず抜歯の流れと通院回数について、ポイントをまとめます。
- 抜歯の流れは「初診・検査 → 説明・同意 → 抜歯 → 術後確認」の4ステップ
- 通常の抜歯は2〜3回、難しいケースは3〜4回が目安
- 初診当日抜歯や2本同時抜歯に対応している歯科医院なら、通院回数を減らせる可能性がある
- 全身麻酔・入院が必要なのは、深部埋伏・神経との重複・基礎疾患・歯科恐怖症などの特定のケース
- 抜歯後はドライソケットに注意し、指示通りのケアを行うことが大切
- 費用は保険適用が基本で、難易度によって自己負担額が変わる
「怖いから後回しにしていた」という方も、まずは一度相談してみてください。
正確な情報を持った上で臨む抜歯は、想像よりずっと落ち着いて受けられるものです。
「怖いから後回し」が、一番歯を傷つける選択になることもあります。
横浜市港南区で親知らずの抜歯を検討されている方は、ぜひアーバン歯科 上大岡駅前院にご相談ください。口腔外科学会所属のドクターが、あなたの状態に合った最善の治療プランをご提案します。
上大岡駅直結・徒歩1分。土日・夜間診療対応。EPARKからのネット予約も受け付けています。まずはお気軽にご予約ください。

