【徹底解説】マウスピース矯正で失敗しないために知っておくべきこと
1. 透明で快適な矯正治療「マウスピース矯正」とは?
マウスピース矯正は、透明なプラスチック製のマウスピース(アライナー)を使用して歯を少しずつ動かし、理想的な歯並びへ導く治療法です。金属のブラケットやワイヤーを使わないため、装着していても目立たず、治療中の不快感も少ないことが大きな特徴です。また、食事や歯磨きの際には簡単に取り外しができるため、日常生活での負担が少なく、従来の矯正に比べて多くの利点があります。
アーバン歯科 上大岡駅前院では『Sure Smile(シュアスマイル)』を採用しています。シュアスマイルは世界的な企業であるデンツプライ・シロナ社が作った新しいブランドで、マウスピース矯正のブランドとして最も歴史と知名度のあるアライン・テクノロジー社の『インビザライン』と肩を並べています。日本では2021年に発売されたばかりですが、価格が安く、高精度な3D画像で治療のゴールを確認できることに加え、vproと呼ばれる振動加速装置によって、インビザラインよりも治療期間が短く 、より効率的に治療が進むというメリットがあります。
患者様一人ひとりに合わせた治療計画を立て、快適かつ効果的に矯正治療を進められるようサポートしています。この記事では、マウスピース矯正の基本からメリット・デメリット、治療の流れやよくある質問まで詳しく解説します。
2. 【マウスピース矯正の基本】ワイヤー矯正との違い
ワイヤー矯正は、金属のブラケットとワイヤーを使って物理的に歯を動かす方法です。これに対して、マウスピース矯正は透明なアライナーを使用し、数週間ごとに新しいマウスピースに交換して歯を少しずつ移動させます。ワイヤー矯正では、治療期間中に装置を取り外せないのに対し、マウスピース矯正は食事や歯磨きの際に取り外しが可能で、日常生活の中でも柔軟に対応できます。
特に、口腔内を清潔に保ちやすい点や見た目にほとんど影響がない点が、ワイヤー矯正と比較した際の大きな魅力です。
3. 【適応症例】マウスピース矯正が効果的な歯並びの問題
マウスピース矯正は、以下のような歯並びの問題に対応できます。
- 出っ歯(上顎前突)
上の歯が前に突出していて、審美的・機能的な問題がある状態です。 - すきっ歯
歯と歯の間に隙間があり、食べ物が挟まりやすい状態です。 - 過蓋咬合
噛み合わせた際に、上の前歯が下の前歯を覆い隠しすぎている状態です。 - 叢生(八重歯)
歯が重なって不規則に並んでいる状態です。 - 受け口(下顎前突)
下の歯が上の歯より前に出ていて、噛み合わせや発音に影響を与えている状態です。 - 開咬
奥歯が噛み合っているのに対し、前歯が噛み合わない状態です。
アーバン歯科 上大岡駅前院では、これらの歯並びの問題に対し、患者様一人ひとりの状態に応じた治療計画を提案しています。
4. 【メリットとデメリット】マウスピース矯正を選ぶ前に知っておくべきこと
4.1 マウスピース矯正のメリット
- 目立たない
透明な素材で作られているため、装着していてもほとんど目立ちません。特に、人前に出ることが多い方や仕事上見た目に配慮が必要な方にとって、大きな利点となります。 - 取り外しが自由
食事や歯磨きの際に自分で簡単に取り外せるため、口腔内を清潔に保ちやすく、虫歯や歯周病のリスクが減少します。 - 金属アレルギーの心配がない
マウスピースはプラスチック製であるため、金属アレルギーのある方でも安心して使用できます。
4.2 マウスピース矯正のデメリット
- 1日20時間以上の装着が必要
計画通りに治療を進めるためには、マウスピースを1日20時間以上装着する必要があります。自己管理能力が求められるため、装着時間をしっかり守ることが重要です。 - 難しい症例には不向き
複雑な歯列不正や大きな歯の移動が必要な場合、マウスピース矯正は効果的ではないことがあります。このような場合は、従来のワイヤー矯正を検討する必要があります。 - 歯周病の方は治療が完了してから
歯茎が弱っている場合、矯正治療により歯周病が悪化するリスクがあります。そのため、歯周病が進行している方は、先に歯周病治療を完了させてから矯正治療を行うことが推奨されます。
5. 【治療の流れ】マウスピース矯正ステップ
- STEP1
カウンセリング - 実際に歯並びを見せていただき、治療期間や費用の目安をご説明します。疑問点や不安に思うことなどがあれば、お気軽にご相談ください。
- STEP2
口腔内の精密検査 - 個々の患者様に最適な治療計画を立てるために、お顔のレントゲン撮影・歯の模型作成・顎関節検査・う蝕や歯周疾患の検査などを行います。
- STEP3
診断(スキャニング) - 口腔内スキャナーを使用してお口の中を撮影します。このデータを基に、自分の歯がどのように動いて正しい位置に移動するのかを立体的なアニメーション画像で確認できます。
- STEP4
診断(スキャニング後) - 精密検査後、検査結果をお伝えします。治療方法や期間、治療費のお支払方法など、あらゆる面で納得してマウスピース矯正を始めていただけるよう、詳しくご説明いたします。
- STEP5
口腔内清掃・ブラッシング指導 - マウスピース矯正を開始する前に、虫歯や歯肉炎、その他の歯周疾患を予防するために、歯磨き指導および口腔内清掃を受けていただきます。
- STEP6
装置装着 - マウスピースの装着は、1日20時間以上が目安になります。飲食や歯磨きの時以外は装着するようにしましょう。マウスピースは2週間ごとに交換していきます。
- STEP7
保定期間 - きれいな歯並びを持続するために、保定装置(リテーナー)を装着します。このリテーナーはほぼ透明で目立たず、高い耐久性があり、取り外し可能なマウスピース型です。装着後は、2~6カ月に1回の来院で、かみ合わせや歯の状態をチェックします。
6. 【成功のカギ】失敗を防ぐためのポイント
- 自分の症例に合った治療方法を選ぶ
複雑な症例には、マウスピース矯正よりもワイヤー矯正の方が適している場合があります。事前に歯科医師にしっかり相談し、自分の症状やライフスタイルに合った最適な治療方法を選びましょう。 - 装着時間を守る
マウスピースは1日20時間以上の装着が必要です。計画通りに治療が進むよう、しっかりと守りましょう。 - 治療後の保定期間も気を抜かない
治療が終了した後も、保定装置を使用して歯並びの安定を保つことが重要です。保定期間をきちんと守ることで、長期的な治療効果が期待できます。
7. 【よくある質問】Q&A
- マウスピース矯正の治療期間はどのくらいですか?
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症例によりますが、一般的には1〜3年程度です。軽度の症例であれば、1年以内に完了することもあります。
- マウスピース矯正の費用はどれくらいですか?
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治療費用は医院や症例によって異なりますが、一般的には50万〜100万円が目安です。
- マウスピース矯正は保険適用されますか?
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審美目的の矯正治療は基本的に保険適用外です。ただし、顎変形症や永久歯萌出不全など特定のケースでは保険適用の可能性があります。
- 前歯だけの治療は可能ですか?
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軽度の前歯の不正咬合であれば、前歯だけの治療も可能ですが、全体の噛み合わせに影響が出る場合もあるため、慎重に診断する必要があります。
- マウスピース矯正は痛みが強いですか?
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装着した初日や新しいアライナーに交換した際に軽い圧迫感や痛みを感じることがありますが、通常は数日で治まります。
8. まとめ
マウスピース矯正は、見た目を気にせず快適に歯並びを整えられる画期的な治療方法です。成功には、適切な装着時間の遵守と治療後の保定が欠かせません。アーバン歯科 上大岡駅前院では、最新の技術と専門知識を駆使し、患者様一人ひとりに合わせた治療プランを提供しています。矯正治療に興味がある方や不安を感じている方は、ぜひ一度カウンセリングにお越しください。